マリエル・クララックの婚約 1巻
マリエル・クララックの婚約 1巻 (ZERO-SUMコミックス)
- 作者: アラスカぱん:コミック,桃春花:原作,まろ:キャラクラー原案
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2019/04/25
- メディア: コミック
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【あらすじ】
「腹黒系眼鏡美形、大好物ですありがとう!!」 地味で目立たない子爵家令嬢マリエルの婚約者として名乗りを上げたのは、 なんと令嬢たちの憧れの的、近衛騎士団副団長のシメオンだった! ねたみと嘲笑を浴びせる世間をよそに、マリエルは幸せ満喫中!? 「一迅社アイリスNEO」で話題の 地味令嬢の婚約ラブコメディがスタート!!
Amazon商品欄説明より引用
【オススメ度】
★★★★★
とっても面白かったです!手放しませんし何度も読み返したくなります。次巻も絶対買います。原作も読みたくなりました。
絵の綺麗さ★★★★★
ストーリー★★★★★
キャラクター★★★★★
テンポ★★★★★
【感想】
特別に美しいというわけでもなく、一応貴族ではあけるけど家柄もイマイチな主人公マリエルに突然、名門伯爵家嫡男で王太子殿下の側近、出世株筆頭で美青年と完璧で令嬢たちの憧れの近衛騎士団副団長メシオンが婚約者として名乗りを上げるというストーリー。
マリエルは実は巷で流行りの恋愛ロマンス小説作家であり、結婚適齢期ではあるものの、自身の結婚よりも作品の参考にするため平凡な容姿を生かし貴族界の人間模様や噂話に聞き耳を立てて自分の萌えを追求して楽しんでいたのだけど…。
目立たない自分がなぜシメオンのような人物から婚約を申し込まれたのか、心当たりがなく戸惑いつつもシメオンの「鬼畜・腹黒系参謀」な見た目に萌えまくるマリエル。鞭を持ってくれれば…!などと妄想が膨らんでいる姿はオタクそのもの(笑)
まるでヲタクに恋は難しいの鳴海のような妄想系主人公は見ていて親近感も沸き、ただのお淑やかな令嬢ではなく自分の萌えに向かって突き進む姿は面白かったです。
とてもテンポがよく、1巻の中で良く纏まっていました。
絵も綺麗で画力が高く、絵だけでも買う価値があります。
【原作を読んだ上での感想】
原作が小説なのでかなりの文量な上、細かく描写されているものをよくここまで纏めたなと感嘆に値します。
原作あとがきにあるように、小説版は王道ラブロマンスを主軸に書かれていますがコミカライズにあたりラブコメを主軸にしたのがとても良かったと思います。
漫画として、デフォルメの使い分けや大胆な構成変更、中弛みしていた部分をバッサリ削除するなど、正直原作以上に面白くなっています。
主人公もとてもいきいきとしていて、個性が強調されていたところも良かったです。
原作とは構成を変更したことでこの先のストーリーに変化があると思います。次巻も非常に楽しみです。