月華国奇医伝 第一巻・第二巻
【あらすじ】
*1巻*
「シノビ四重奏」ひむか透留最新作!中華風宮廷医術ファンタジー! まだ薬師の薬湯のみで病や怪我に対していた時代の月華国。渦巻く陰謀、妖しき信仰、根強き因習…。皇太子・景雲たち少なくも心強い仲間と共に医術師・胡葉、古い世界に切り込みまーす!!
*2巻*
「腹を切ります!」「出てけ!」 医術師・胡葉の欲と天才っぷりが大爆発! 月華国の王都で暮らすことになった医術師の娘・胡葉。数少ない胡葉の理解者でパトロン(?)の皇太子・景雲が、“味方につけておきたい”刑部侍郎の娘、芳琳の病名をあっさり診断してしまったまでは良かったのだが?
Amazon商品欄説明より引用
【オススメ度】
総合★★☆☆☆
3巻は買わないです…。漫喫にあれば読むかな。優先度は中くらい。
絵の綺麗さ★★★★★
話の面白さ★★★☆☆
キャラクター★☆☆☆☆
テンポ★☆☆☆☆
【感想】
とにかく絵が綺麗で好みでした。表紙だけでなく中の絵も綺麗です。
話もなかなか興味のそそられる、怪我や病は祈祷で治すというのが常識の世界で父から学んだ医術の知識で”治療”していくストーリー。
…ただ。とにかくキャラクターに魅力を感じませんでした。残念です。主人公が何を考えているのかよくわからない。一生懸命目の前の患者を治療しようとしているのはわかるのですが…。
父曰く、主人公には医術師として致命的な欠陥がある、とのこと。(欠陥の内容は2巻現在明らかになっていません。)読んでいる限りだと人の気持ちがわからない、とかサイコパス的な感じかなあと予想…。
外科のようなのでむしろサイコパスの方が向いている…のかもしれませんが…。読んでいても主人公に共感できないし、なにがしたいのかもよくわからない…。この物語の目的がよくわからない…。
主人公だけでなく周りのキャラクターもあまり魅力を感じなかったのもあり、続きを買う気にはなれませんでした…。