マリエル・クララックの婚約
【あらすじ】
婚約者とその周りにひそかに萌える令嬢の物語。WEB掲載作を加筆修正&書き下ろしを加え書籍化!!第4回アイリス恋愛F大賞銀賞受賞作!!
Amazon商品欄説明より引用
【オススメ度】
★★★☆☆
続きも読みたくなりました。読み返しはしないと思います。1回読めれば良い。
ストーリー★★★★☆
テンポ★★☆☆☆
キャラクター★★★★☆
挿絵★★★★★
【感想】
地味な容姿と貴族ではあるもののパッとしない家柄で夜会へ行っても目立たない存在のマリエル・クララック。
しかしそんな彼女は実は巷で人気の恋愛ロマンス作家で…！？自身の作品の参考にするため、目立たない容姿を生かし夜会では貴族界の人間模様や噂話に聞き耳を立てて楽しんでいたのだけど、名門伯爵家嫡男で王太子殿下の側近、出世株筆頭、美男子と令嬢たちの憧れシメオンと婚約することになり…というストーリー。
コミカライズがとても面白く気に入ったので原作も読んでみました。
前半はやや説明調でテンポが良くなく、中だるみ気味ですが後半はとても良かったと思います。
あとがきにも書かれていますがコミック版がラブコメ主軸なのに対し小説版は王道ラブロマンスを主軸にしています。甘いです。甘々です(笑)好みが分かれてしまうところ…。私は嫌いじゃないです。
ただ、やはりコミック版の続きが知りたい、続きが楽しみという想いがあったので一気に読めましたが…。前半部分のだらだら感が残念です。
コミカライズの方が面白いってのはなかなかないと思いますけど、コミカライズへの期待値も含めれば充分楽しめる作品でした。
続きも読みたいです。
挿絵はコミカライズとはまた違ったタッチですが表紙だけでなく中の絵も美しいです。
